レギュラー・豆・粉 ・ 更新 7月24日
コーヒーの保存と冷凍の是非|酸化と結露で決める
コーヒーを冷凍すべきかは、酸化と結露のどちらが効くかで変わります。毎日飲む分と、数か月先の分では答えが逆になります。小分けの考え方と、まとめ買いをどこで止めるかをまとめました。
解説
コーヒーの劣化には2つの経路があります。ひとつは酸化で、焙煎した豆の油分が空気に触れて進みます。もうひとつは湿気で、粉が水分を吸うと香りが鈍り、抽出も安定しなくなります。冷凍はこの2つに逆向きに効くため、「冷凍すべきか」は一律には決まりません。
冷凍が効くのは酸化に対してです。温度が低いほど酸化は遅くなるので、数か月先まで飲まない分を凍らせておくのは理にかなっています。一方で冷凍が不利なのは湿気に対してです。冷凍庫から出した袋は表面が冷えているので、室温の空気に触れると水滴が付きます。開けた瞬間に中の豆へ結露が起きると、その分は確実に劣化します。
Amazonで「コーヒー豆 200g」の価格を見るここから運用が決まります。毎日飲む分は冷凍しません。常温で、光と空気を遮る容器に入れ、2〜4週間で使い切る量だけを手元に置きます。それを超える分は、飲む単位に小分けしてから冷凍します。小分けが重要なのは、1袋を何度も開け閉めすると、そのたびに結露するからです。1回で使い切れる量に分けておけば、開けるのは1度だけになります。
冷凍した分を使うときは、袋を閉じたまま室温に戻してから開けます。冷たいうちに開けると結露します。この一手間を飛ばすと、冷凍した意味がなくなります。
豆と粉では劣化の速さが違います。粉は表面積が大きいぶん酸化も吸湿も速いので、まとめ買いするなら豆のほうが条件がよくなります。ミルがない場合は、粉のまとめ買いを控えめにして、代わりに購入頻度を上げるほうが結果的に味は保てます。
まとめ買いの上限は、この保存の手間で決まります。冷凍庫に小分け袋を置く場所があるか、開封後2〜4週間で使い切れるか。その2点を満たさない量は、単価が安くても買わないほうが得です。
使い方・探し方の手順
- 毎日飲む分(2〜4週間で使い切る量)は常温で、光と空気を遮る容器に入れる
- それを超える分は1回で使い切る量に小分けしてから冷凍する
- 冷凍分は袋を閉じたまま室温に戻してから開ける
- 同じ袋を何度も開け閉めしない(そのたびに結露する)
- まとめ買いするなら粉より豆を選ぶ(粉は酸化と吸湿が速い)
- 冷凍庫の空きと使い切れる期間の2点で、まとめ買いの上限を決める
ここがポイント
- 冷凍は酸化には効き、結露には不利という逆向きの性質がある
- 毎日飲む分は冷凍しない。常温で2〜4週間分だけ手元に置く
- 冷凍するなら1回分に小分けし、開ける前に室温へ戻す
- 粉は豆より劣化が速いので、まとめ買いは豆のほうが向く
1杯あたりの単価を計算する
この記事の計算を、入力するだけで済ませられるページを用意しています。豆・粉/ドリップバッグ/カプセル/インスタントで1杯の定義が違うので、方式を選ぶと単位(g・袋・個)が切り替わります。マシン本体代の按分と抽出比率(粉◯g : 湯◯ml)も同じ画面で出せます。
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参考: www.amazon.co.jp(7月24日確認)